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テスラに対抗する、英自動車メーカーのVR活用術|Jaguar

【一言で言うと】VR技術やEV車専用のモバイルアプリを開発しEVで先行するテスラに対抗するイギリスの自動車メーカー

基本情報

主に展開する国:グローバル
設立:1922年
ジャンル:自動車メーカー
売上高:2580億円

なにが特徴か

Tesla Motors(テスラモーターズ)を筆頭に各自動車メーカーが自動運転車や完全EVモデル車を開発する中、Jaguar(ジャガー)は、2018年に初の完全EVモデル車Jaguar I-Paceを発表した。2018年9月には、日本での受注を開始し、I-Paceは2019年にWORLD CAR AWARDS(世界・カー・オブ・ザ・イヤー)を受賞した。しかしながら、InsideEVs(EV自動車系メディア)によれば、テスラに比べると米国においてのI-Paceの売り行きは不調と言われている。Jaguarは、I-Paceの売り上げを伸ばすために、テスラ車の所有者であれば$3000ほどの割引をするキャンペーンまで行った。さらに、Go I-Pace(モバイルアプリ)の展開、VR体験などを通して更なる売り上げのアップを狙い、テスラに対抗する。

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I-PACEのデザイン/Photo by Jaguar

1. Jaguar I-PACEをVRで体験する

JaguarはVR技術を用い、販売促進と車のデザイン開発につなげている。Jaguar I-PACEは、フェイスブックが所有するOculusのプラットフォームを通じて、I-PACEの内観と外観を3Dで360°VR視聴出来るアプリを無料で提供している。試乗運転こそは出来ないが、内観をVRゴーグルで見る事で、実際に車内にいるような体験が可能だ。さらに、用途に応じて、仮想空間上で自転車を車に乗せ自分好みの車にカスタマイズしたり、車の色を変えたりする事が可能だ。このVR技術は、2019年9月に出来たデザインスタジオにおいても、デザイナーやエンジニアが実際に工場で組み立てる前に、新デザインを仮想空間上で試してみたり、クラッシュテストなどにも応用されている。

2. Go I-PACEモバイルアプリでI-PACEをパワーアップ

Go I-PACEは、I-PACEの為に開発された専用アプリだ。アプリが、ユーザーの走行ルートや運転方法のデータを収集し分析する。バッテリー残量や距離などの主要な統計を計算してデバイスに送信し、運転手は自分の運転具合を把握する事が可能だ。そのほかに、Go I-PACEは、電気自動車への切り替え時の電気の節約方法、最寄りの充電ポイントの場所、充電の頻度、どのくらいの距離が走れるかなどをユーザーに伝える。このアプリは無料でダウンロードでき、AppleのiPhoneとグーグルのAndroidに対応している。
※現在はヨーロッパの一部の国のみで使用可能

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実際のアプリの画像、走行距離、バッテリー残量、走行速度、気温までの測定を行う/Photo by Jaguar

Photo by Grahame Jenkins (Unsplash)

関連ニュース

ジャガーのEV『I-PACE』、オンラインで航続計算が可能に…専用アプリに新機能
https://response.jp/article/2019/08/01/325113.html

参考




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