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Tモールとシームレスに繋がる家具小売店。データを活用して店舗周辺住民の属性に応じた商品を展開|HomeTimes

【一言で言うと】店舗での新たな購買体験の試みや、店舗周辺住民の属性・購買行動分析に応じた商品展開をおこなうアリババ系家具小売店

基本情報

主に展開する国:中国
設立:2017
店舗数:1店舗(2019年10月時点)
ジャンル:専門店・セレクトショップ(家具)
売上高:非公開

なにが特徴か

レッドスターマカリン(紅星美凱龍家居集団)は、中国大手の家具小売業者の一つであり、中国全土で約300のショッピングモールと364のホームセンターを運営している。アリババと協力し、2017年に、オンラインとオフラインを融合したOMOの取り組みを実施する「Home Times」をオープンした。レッドスターマカリンは2019年5月にアリババからの社債購入を通じ700億円ものの追加出資を受けている。Home Timesでは、店舗内でのVRテクノロジーを通じた家具の販売や、アリババのツールを使い(Etagやアリペイなど)店内の顧客による即時購入に対応している。

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スクリーンで気に入った家具を表示できる/Photo by Glo Tech Trends

1. 自宅の家具配置を店舗で仮想的に確認可能

Home Times店内の壁に取り付けてある大画面ディスプレイにより、顧客は画面上の仮想リビングで気に入った家具を色やサイズを変えながら、リビングに置いた様子や装飾具合を見ることができる。さらに、事前に自宅リビングの写真を撮っておけば、購入を検討している家具と自宅リビングの調和具合をディスプレイ内で合成した映像で確認する事が出来る。家具を仮想的に表示できるため、IKEAなどの家具販売業者に比べ、店舗にいながらオンラインで購入可能(デリバリー対応)で、店舗内に在庫を抱える必要がないため、展示スペースを有効活用できる。

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ETagを使い、商品をリアルタイムで他店と同一価格に/Photo by Glo Tech Trends

2. アリババのEC網と店舗がシームレスに繋がっている

気に入った商品のEtagと呼ばれる電子タグをスマホのカメラ機能で読み込むと、製品名、価格、商品説明をアリババ上のサイトで確認出来る。アリババのモバイル決済サービス「アリペイ」を通じ店内で即時購入も可能だ。店舗にない商品は、天猫(Tモール)上のECサイトを通じて購入できる為、大きい家具をわざわざ車で持って帰る必要がない。Home Timesは20,000種類もののアイテム(家具、キッチン用具、筆記用具、装飾品、旅行用品)を販売しており、商品のほとんどが、アリババのEC上で販売されている。

3. オンラインの顧客データ店舗の改善に活かす

アリババグループによれば、天猫は、Home Times店舗から半径8キロ以内に住んでいるユーザーのTモールオンラインショッピングでの履歴情報などを通じ、店舗付近のユーザーの購買行動と好みを分析。これらユーザーの人気の高い製品を厳選し、Home Times店舗の棚に商品を追加していく。そこに加えて、実際の来店客の動向データを分析・加味することで更に適切な商品の配置選択を実現している。

Banner Photo by Phillip Goldsberry (Unsplash)

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